ネッシーに学ぶ生態系

昨日、職場の未来が無いことを痛感させられて(前から気付いてはいた)、気持ちが落ち込むとともに、焦りが前にも増して湧き上がっています。

ブログを書く暇があったら論文なり公募書類を書けよ!というのは、ごもっともな意見ですが、なんだかもうね・・・。

また職場の研究グループ(研究室)の話題も紹介したいと思います(愚痴ばかりにならなければよいですが)。

さて、もう昨年になりますが面白そうな生態学に関する本を見つけたので購入しました。

ネッシーに学ぶ生態系
ネッシーに学ぶ生態系

第1章 ネッシーはいるのか

1 ネッシーの来た道を湖の科学からさぐる
2 エネルギー量からネッシーをみると
3 ネッシーは餌を腹一杯食べているか
4 ジュラシックパークで恐竜は生き残れるか
5 「日本島」の日本人は生きていけるか

第2章 アオコ退治の落とし穴

1 アオコってなに?
2 「殺戮光線」で生き生きとするアオコ
3 アオコ回収作戦が持つ意味
4 有用微生物は正義の味方か?
5 地球規模の視点から見えてくるもの

第3章 魚を勘違いしている人間たち

1 水槽の中の魚
2 もう一つの勘違い
3 魚はきれいな水を望んでいない
4 魚は水を汚す
5 魚の放流を考える
6 「ダーウィンの悪夢」を考える

第4章 人、不思議な生き物

1 誤った判断をする人
2 ハクチョウを甘やかす人
3 ハクチョウは不憫か
4 餌付けと水質問題
5 人はなぜ鳥に餌を与えるのか
6 広い視野で餌やりの意義を考えてみる

第5章 身勝手な生物たちがつくる生態系

1 生態系と人の体の比較からみえてくるもの
2 生態系の中の環境ホルモン
3 生態系の中のバランス
4 スネ夫が社会で生き残れるわけ
5 人口を制御する新たな要因
6 人類に将来はあるか
 あとがき

 

生態学はもちろんのこと、生態系の形成維持、そして最後は食糧問題までに至っており、その内容は非常に濃いです。

また筆者はユーモラスがお好きなようで、読んでいても飽きさせないのがよいと思います。

文章も決して難しくないものの、内容は生態学者が読んでも感心させられます。

もちろん大学生や大学院生にとっては、非常にためになる内容であるので、生態学や環境に関する知識の幅を広げたい方にとっては、その役割を果たしてくれる本であると思います。

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