海洋プランクトン生態学

鼻水が止まりません

こんにちは、zoobioです。

今回紹介する本は、海洋生態系を支えるプランクトンの生態に関するものです。

海洋プランクトン生態学
海洋プランクトン生態学

第1章 海洋生態系におけるプランクトンの重要性と研究の歴史概観
    (海洋生態学でプランクトンが重要視される理由
    微小プランクトンの生態学の発展
    微小プランクトン研究の可能性)
第2章 植物プランクトンの生態―生活史、群集構造、増殖特性の観点から
    (シスト形成渦鞭毛藻類の生態戦略
    珪藻類休眠期細胞の役割
    珪藻類の群集構造と変動
    円石藻の増殖特性)
第3章 微小動物プランクトンの生態―代謝、分布、生活史および環境との相互作用の観点から
    (微小動物プランクトンの増殖と摂食について
    繊毛虫プランクトンの分布と現存量
    海産繊毛虫プランクトンの生存戦略―シストの意味について
    海洋低次生産層の構造と機能―微生物食物網を構成するプランクトンの役割)
第4章 上位捕食者の生態―摂食生態、生態系における役割の観点から
    (微小動物プランクトンに対するカイアシ類の摂餌
    オキアミ類の摂食生態と脱皮
    ゼラチン質プランクトン
    魚類仔稚魚期プランクトン
    ベントスとプランクトン―生活様式から見る海洋生物の適応)
第5章 微小プランクトン生態系における質物循環(生物ポンプを制御するプランクトン群集
    植物プランクトンによる栄養塩取り込み特性
    底生微細藻のバイオマスと一次生産)

 

プランクトンとは、水中を漂っている微細な生物のことです。

漂っているといっても遊泳しているのは僅かで、ほとんどは海流に身を任せて漂わせています。

その種類は光合成をする植物プランクトンだったり、小さな甲殻類の仲間だったり、魚の幼生やクラゲの一種だったりと多種多様です。

そんなプランクトンですが、食物連鎖の中で一番下位に位置し、海の生態系を持続的に維持している中で最も重要な生物群といっても過言ではないと思います。

この本は、海の生態系の中でのプランクトンの役割と機能について綴られていまして、プランクトンの群集構造、個体群動態、代謝、食物連鎖、そして物質循環と生態を網羅しています。

参考文献や索引もしっかりしているので、是非持っておきたい一冊です。

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