瀬戸内海を里海に

無事、体調を改善し、仕事に復帰しました。

おはようございます。zoobioです。

本の紹介ばかりで申し訳ありませんが、今回も本の紹介です。

瀬戸内海を里海に
瀬戸内海を里海に

1章 「里海」構想―瀬戸内海再生の基本理念
2章 瀬戸内海の水質と生物生産過程の変遷
3章 水産資源の再生を考える
4章 水産の多面的機能を環境再生に生かす
5章 住民参加と環境教育による里海づくり
6章 森・川・海をつなげる自然再生―椹野川流域圏の取り組み
7章 沿岸域の統合的管理にむけて
8章 瀬戸内海再生のための試論

 

瀬戸内海は、昔から漁業が盛んで人と密接に関わってきた豊かな海

その背景には、閉鎖的な地形で、非常に穏やかであるということと、水深が浅いことが特徴です。

そういったことが魚をはじめとする生物にとって住みやすい環境となっていると言われています。

この本は、そんな瀬戸内海の変遷を、水産学、社会学、工学の観点から捉えて、近年問題となっている赤潮や貧酸素水塊などの環境問題の解決に向けたアプローチを論じています。そこから将来に向けての統合的な管理手法の提案がなされています。

里海という言葉は、近年取り上げられていますが、どうにもしっくりきません。そんな人は一度読んでみてはどうでしょうか。

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